著者:石黒謙吾 発行:学習研究社
もしもあの有名人が新書を書いたら……。
どんな内容になって、どんなタイトルになるのか。
そんな想像(妄想?)をして、タイトル・サブタイトル・帯コピー・見出しを勝手にでっちあげるという、何ともすごい1冊です。
100人の有名人のエア新書(表紙と裏表紙)が掲載されています。
この本の存在を知ったのは、この『デイリーポータルZ』の「今年の“エアブーム”は『エア新書』か?」という記事を読んだときです。
この記事を読んでいるときから、興味引かれるものがありました。
気に入ったのをいくつか引用します。とはいっても著者名は伏せるので、想像して楽しむか、気になる人はこの本を購入するかしてください。
○誰だかわかりやすいもの
『バカの品格 -三人寄れば文殊の無知』
『集団はなぜ変容するのか? -グループの未来はウォウウォウウォウウォウ』
『頭の回転が50倍速くなる中高年のいじり方 -心をつかむ悲哀メニュー』
○一見??だが聞けば納得できるもの
『スローなしゃべりにしてくれ -常に冷静であれ』
『倍数を理解すれば仕事ができる -3と5と8だけじゃない数字の秘密』
『エロい人は思いつきでものを言う -エコの時代は終わったね、これからはエロ』
『なぜ、お嬢さんなのか? -言うだけで愛される魔法のコピー』
『地味でも勝てる -たんたんと、ただたんたんと』
有名人ではないのですが、100本目のこれだけは全部引用します。編集者自身がこれを書いているのが、自戒を込めた(自爆ネタとも)ネタで、これもまた気に入っています。
『それでも新書は儲かる! -考えるな、出し続けろ』
□柳の下にはどじょうが5000匹
□タイトル以外は文字を埋めとけばいい
□ベルトコンベア式新書刊行法の極意
□書店に並ぶのは1日と思え!
□返本率90%にビビらず進め進め進め
本の冒頭「リアル新書とエア新書の考察」と称して、タイトルの傾向やネタ作りの発想法をまとめています。
ここで展開されているタイトルの傾向がまたすごいのです。「命令系」「提案系」や「疑問系−比較」「就職重ね系−直列」など、その分類とネーミングがよくできています。これを見てリアル新書と照らし合わせるのも、また面白いものです。
それにしても、新刊案内にあった陰山英男さんの『百ます計算の真実』。恥ずかしながらエア新書の延長でネタだと思いました。
「よくできているなあ。新刊案内まで作ったんだ。」
なんて感心していたら、リアル新書(本物)でまたびっくり。
○『デイリーポータルZ 』の記事「今年の“エアブーム”は『エア新書』か?」
http://portal.nifty.com/2009/01/13/c/index.htm
○この本の直接のきっかけとなった『エア新書』 ※一般投稿サイトでこの本の内容とは関係がありません
http://airbook.jp/