著者:ブルボン小林
発行:光文社
何冊も読んできたブルボン小林さんの本です。けれども、ここの備忘録ブログに記録を残してからは初めてのようです。
今回読んだのは『ブルボン小林の末端通信 Web生活を楽にする66のヒント』。裏表紙の裏(出版用語で言うところの「表3」かな?)には「本書は初の単行本」と記されています。1972年生まれで、2003年発行とあります。31歳のときの著書ということになりますね。
僕は先日30歳になったばかり。僕にはこれだけのことが書けるかといえば。というより、これだけの観察眼を持っているか。答えは「否」。この頃からすでにブルボン小林さんには、独特の眼と独特の切り口を持っていたんですね。こんなことを改めて感じました。
タイトルに「ブルボン小林の」と自身の名前を入れているのも戦略なのでしょう。自分の名前をいかに売るか。手っ取り早いのが、コラムのタイトルや書名に自分の名前を入れてしまうこと。今までのブルボン小林さんの著作やコラムのタイトルを見ると、過去のものほど名前が入っている割合が高いような気がします。偶然なのかもしれませんが、結果的には戦略的にうまくいっている気がします。いかんせんインパクトのある名前ですし。
そういえば、この本を読むと、ブルボン小林さんの名前の由来がわかります。
思い出したかのように本の内容について触れますが、一言で表せば「ヒント」です。基本的なスタンスが「どこでもいつでも僕はくだらない話をしていると思います」(「おわりに」より)なのでしょう。実用書のはずなのに実用性はありません。タイトルに「Web生活を楽にする」なんてありますが、あまり楽になった気分はしません。だからといって価値がないわけではなく、充分に面白いのです。だから、いいのです(なんか「これで、いいのだ!」みたいな表現です)。
古い本なので書店では見つけづらいかもしれません。図書館や古本屋の方が発見は早いでしょう。くだらなさを楽しめる人にはぜひ読んで欲しい1冊です。
■自分の読書記録よりブルボン小林(長嶋有)さんの本
○『電化製品列伝』(長嶋有・名義)
小説(など)に登場する電化製品に注目した、長嶋有さんによる世にも珍しい書評です。
http://bookdiary-k.blogspot.com/2009_04_01_archive.html#1481613097179981111
○『ぼくは落ち着きがない』(長嶋有・名義)
高校の図書部に所属している主人公・中山望美が他の部員と過ごす学校生活を描いた小説です。
http://bookdiary-k.blogspot.com/2009_05_01_archive.html#3142205083152618921
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