2008年5月26日月曜日

新潮新書『オタクはすでに死んでいる』

著者:岡田斗司夫
発行:新潮社

オタキング(「元」とつけるべき?)こと岡田斗司夫さんの本です。昨年『いつまでもデブと思うなよ』で話題になった方です。昨年のこの本がきっかけでいろいろなメディアに登場していました。
メディアへの登場を見ながら、頭の切れる人なんだろうなあと思っていました。メディアに合わせて自分の立ち位置を適切に買えていた気がするのです。

さて今回読んだ本ですが、読んでいて痛快でした。
漠然と考えていた「オタク」に対する違和感の謎が解けた気がします。
オタクに対して偏見を持つ気はありません。
けれども、僕の中で新人類的な、いわゆる「アキバ系」「萌え」に代表されるようなオタクと、昔かたぎなオタクは異質の存在に感じられていたのです。
この本を読んで、歴史的な経緯まで含めて、謎が解けました。霧が晴れてすっきりした気分です。

オタクの「第一世代」「第二世代」「第三世代」という分類も合点がいったし、SFオタクの変遷を解説しながら今後の社会を占うくだりも、なるほど!と膝をたたきました。

満足しました。岡田さんの他の本も読んでみたくなりました。

2008年5月25日日曜日

『「捨てる!」ほど快適になるパソコンのカラクリ』

著者:湯浅顕人
発行:宝島社

動作の遅いPCを快適な状態にするためのノウハウが書かれています。

PCの動作を早くするというと「CPUの性能を上げる」だとか「メモりを増設する」などが上げられがちですが、この本では徹底して「タダ」でできることに徹しています。この点が他の類書と異なっているのを感じました。

試してみたいことがたくさんできました。時間を見つけてやってみたいです。

それにしても、巻末にある『筆者の「快適設定」環境』には脱帽しました。
まさか××××しか入れないPCを用意して仕事をそっちでやってしまうなんて、思いも寄らなかったです。
工夫のタネはまだまだ転がってますね。

2008年5月19日月曜日

2008年5月18日日曜日

『OPEN SESAME』(1〜20・完)

著者:河方かおる
発行:講談社

マガジンスペシャルで連載されていたマンガです。少年誌ですが、少女マンガライクな作品です。

今日マンガ喫茶で読了。やっぱりこういう恋愛物(ハラハラさせながらも最後はハッピーエンドで終わる)が好きなんだと再認識しました。

2008年5月16日金曜日

『こんなツレでゴメンナサイ。』

著者:望月昭
画:細川貂々
発行:文藝春秋

『ツレがうつになりまして。』のツレの方が書いたエッセイです。(多少の誇張や伏せている部分があるかもしれないけど)事実として起きたことを、その想いと共に描かれていて、とても興味深く読みました。
実は、うつ病の頃の話よりも、2人が出会って結婚する過程の方に惹かれてしまいました。生き生きとしていてドラマ性があるからかもしれません。
最後の「おまけ」に嬉しい報告も書いてあり、幸せな気持ちになりました。末永くがんばってほしいと思います。

2008年5月15日木曜日

『週刊アスキー』2008 5/27

発行:アスキー・メディアワークス

2008年5月10日土曜日

『図書館戦争』

著者:有川浩
発行:メディアワークス

一日で一気に読んでしまいました。
小説を読み出すとハマッてしまい生活が狂うという変わった癖を僕は持っています。だから、できるだけ小説には興味・関心を持たないようにしているのですが、とうとう誘惑に負けました。
もちろん負けて悔いはありません。

本が好きで、図書館が好きで、もどかしい感じの恋愛物(ラブコメマンガでありがちな、くっつきそうでくっつかない状態)が好きな人にはたまんないでしょう。
ちなみに、僕はことごとくストライクでした。

最後(具体的な場面は伏せておきます)に展開される、そこまでの要素を回収していくくだりが痛快でした。伏線と呼ぶほど重くなく、ライトに書かれているのが、なおよかったです。
ヒロインの真っ直ぐさ加減も大好きです。

生活を崩壊させないようにシリーズを読み切ろうと思います。楽しみです。

2008年5月4日日曜日

『空と月と暦 天文学の身近な話題』

著者:米山忠興
発行:丸善

ただならぬ勢いがありました。好きなことを好きなように書いたんだろうと予想が立ちます。
前半の「暦」と「月」の章が、他書にはない切り口で、面白くかつ興味深く読めました。
「十干十二支」や旧暦である「太陰太陽暦」、「二十四節気」や「六曜」などを、根本からしっかりわかりたい人は一読の価値があります。

2008年5月3日土曜日

『最短で結果が出る超勉強法』

著者:荘司雅彦
発行:講談社

2008年5月2日金曜日

『ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術 3分間コーチ』

著者:伊藤守
発行:ディスカウ゛ァー・トゥエンティーワン

総論として言いたいことは、よくわかりました。
けれども、部分部分は「そりゃないだろ」という点があまりに多く、ツッコミどころ満載でした。比喩や例示が伝えたいことの説明になっていなかったり、疑問を投げ掛けておいて解答を示していなかったり、トホホな気分になりました。
まあ、全体としては役立ちそうなので、大きな不満はありません。ただし、人には勧める気は起きませんが。

余談ですが、この本を読んでいて、1980年代後半の大量に乱造されたファミコンを連想してしまいました。今のビジネス書の状況と、当時のファミコンブームの状況が似てきている気がします。当時「クソゲー」なんて言葉が生まれてしまうくらい「とにかく数を出す」という風潮がありました。
今のビジネス書ブームが同じ道を歩んでしまいそうで、ちょっと恐いですね。

なんか最近辛口でいかんですね。自重せねば。

『絵で英単語 形容詞編』

著者:田中茂範、河原清志、佐藤芳明
発行:ワニブックス

コンセプトはいいけど、誤植が多すぎ!
商品として、しかも正確さが求められる単語帳として大問題でしょう。
「動詞編」「前置詞編」と出版するようですが、2版以降にしか期待できないのが残念です。